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Medical examinations and vaccinations

特定健康診断

糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、高脂血症などに代表される生活習慣病の患者は年々増加し、現在では国民医療費のおよそ30%を占めるにいたっています。

これらの生活習慣病は個々の原因で発症するというよりも、肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満が原因であると考えられています。内臓脂肪蓄積により、さまざまな病気が引き起こされた状態をメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とよび、注目されています。

これらの生活習慣病予備軍の早期発見を目的に平成20年4月1日にスタートしたのが特定健康診査(特定健診)です。全国の健康保険組合や協会けんぽ被扶養者、国保連合会、共済組合会等が皆さまにアプローチすることになります。東振協指定にもなっております。

基本検査項目

検査内容検査項目
診察既往症
治療中の有無
自覚症状
その他、22項目の問診
血圧
身体計測身長・体重
肥満度
標準体重
BMI(肥満度指数)
腹囲
尿蛋白
肝機能GOT
GPT
γ-GTP
脂質中性脂肪
HDLコレステロール
LDLコレステロール
糖代謝血糖 もしくは HbA1c

医師が必要と認めた時の追加検査

検査内容検査項目
心電図心電図検査
眼底眼底検査
貧血RBC(赤血球数)
Hb(ヘモグロビン)
Ht(ヘマトクリット)

階層化とメタボリック判定

上記の健康診査の結果、階層化(保健指導が必要かを3段階にて評価する)と
生活習慣病予備軍かどうかを判定するメタボリック判定がなされます。

階層化判定基準

ステップ1:腹囲とBMIで内臓脂肪蓄積のリスクを判定
項目判定基準判定
腹囲男性は85cm以上、女性は90cm以上

(1)

男性は85cm未満、女性は90cm未満、かつBMIが25以上

(2)

ステップ2:検査結果、質問票より追加リスクをカウント
項目判定基準
血糖

空腹時血糖値が100mg/dl以上、またはHbAlcが5.2%以上、または薬物治療中

脂質

中性脂肪が150mg/dl以上、またはHDLが40mg/dl未満、または薬物治療中

血圧

収縮期の値が130mmHg以上、または拡張期の値が85mmHg以上、または薬物治療中

喫煙歴

あり

ステップ3:ステップ1、2から対象者をグループ分け
ステップ1ステップ2グループ
(1)の場合2つ以上該当積極的支援
1つ動機づけ支援
(2)の場合3つ以上該当積極的支援
1~2つ動機づけ支援
ステップ4:以上の条件を踏まえて保健指導レベルを確定
※血圧降下剤などを服薬中の人は、医療保険者による特定保健指導の対象としない。

メタボリック判定基準

項目判定基準
腹囲ヘソの高さのお腹の周囲=立位臍高部(りついさいこうぶ)を測った数値。
男性85cm以上、女性90cm以上だとメタボリックシンドロームの可能性が高いと判断される。
血圧収縮期血圧130mmHg以上、且つ/または拡張期血圧85mmHg以上だとメタボ予備軍と診断される。
BMI体脂肪量を表す数値。体重(kg)/身長(m)の2乗で計算。
男性の場合20~25、女性は19~24の範囲が正常とされ、男女とも30以上になると肥満とされる。
血中脂質中性脂肪:150mg/dl以上
HDLコレステロール:40mg/dl未満
血糖空腹時血糖値:100mg/dl以上

問診項目・健診項目の電子化

日比谷公園クリニックでは、
特定健診に関する問診内容・検査結果・階層化・メタボリック判定等を
厚生労働省が提示したXML形式の電子データが提供可能です。